電池の保存の仕方
電池はなるべくプラスチックの包装から出さずに保管しましょう。もし包装が破れてしまったときには食品用ラップを巻いておくと、空気中への放電を防ぎ電池が長持ちします。
また、高温多湿を避け涼しいところで保管することもポイント。ただし、冷蔵庫に入れると冷えた電池に結露がつき、さびの原因になりますのでやめましょう。
また、電池には使用期限が書かれていることがありますが、期限が過ぎたらすぐ電池が使えなくなるわけではありません。だんだんと容量は減っていくものの、さびや液もれなどがなければ使用することができます。
充電式バッテリーを長持ちさせる方法
モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池やニッケル水素電池は、下のような状態で使用すると劣化し、充電できる容量が減ってしまいます。スマートフォンのバッテリーも同じリチウムイオン電池となりますので、長持ちさせる方法を知って上手に使いましょう。
電池を100%まで充電し、長期間そのままにしておく
意外なことかもしれませんが、電池を100%にしてそのまま長期間おいておくとバッテリーの劣化を早めてしまいます。
100%まで充電しないとモバイルバッテリーからスマートフォンに充電できる量が減ってしまうデメリットもあるので、それほど気にしなくてもよいかもしれませんが、モバイルバッテリーを普段あまり使わず、なるべく長持ちさせたい人は充電量を80%くらいにとどめておくのがおすすめです。
電池を0%まで使い切り、長期間そのままにしておく
逆に電池を0%まで使い切ってしまうこともよくありません。
一昔前に電化製品によく使われていたニカド電池(ニッケル・カドミウム電池)の場合は、0%まで使い切ってから100%まで充電する方がよいため、同じように使っている人が多いかもしれません。しかし、リチウムイオン電池やニッケル水素電池の場合にはこのような使いかたは逆に劣化を早めてしまいます。
モバイルバッテリーやスマートフォンの場合は、できれば20%以下ならないようにこまめに充電を行いましょう。また、たまにしかモバイルバッテリーを使わない人は、自然に放電して0%にならないよう時々充電をすることも大切です。
電池が高温になる
充電池の温度が高くなるとバッテリーの劣化が始まります。夏の自動車の中など気温が高くなる場所におくことは避けましょう。また、バッテリーは充電をするときにも熱を発しますので、高温の場所で充電をするとより劣化を早めてしまいます。
なお、バッテリーが過度に発熱すると発火することもあり、大きな事故にもつながります。落として破損したバッテリーや古くなって劣化したバッテリーは高い熱を持つことがありますので、あまりに熱くなるようであれば新しいものに買いかえましょう。
快適な日常は、多くの電化製品によって支えられています。停電がおきてもなるべく困ることが無いよう、十分な備えをしておきましょう。
電池やバッテリー以外の備えを紹介しているページもありますので、参考にしてみてください。
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