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ペットのための防災。災害時、ペットを守るためにできることを考えよう

災害はいつ起きるか分かりません。もし一人で外出しているときに災害が発生してしまったら、自宅にいるペットはどうなってしまうのでしょう。ケガをしてしまったり、無事だったとしても、地震などでドアが壊れたり、窓ガラスが割れてしまえば、興奮したペットが外へ逃げ出して迷子になってしまうかもしれません。
ペットのための防災も忘れずに、大切なペットを守ってあげましょう。

自宅の防災対策を見直そう

普段室内でペットが生活している場合は、ペットがいる場所やケージに家具などが倒れる危険が無いか確認しましょう。
ケージや鳥かご、水槽そのものが倒れたり動かないように固定されているか、高い場所にある場合には落下してこないかも確認しましょう。
さらに水槽などの場合はガラスの飛散防止フィルムを貼るなどの対策をしておきましょう。

普段屋外でペットが生活している場合は、ペットがいる場所が安全かもう一度考えてみましょう。地震などでブロック塀や壁が崩れてこない場所か、窓ガラスが割れて飛散しやすい場所ではないかなど、さまざまなリスクを想定してできるだけ安全なところで過ごせるようにしましょう。

また、飼い主が無事でいなければペットを守ってあげられません。自宅の地震対策や、外出時の対応も下記の記事からチェックしてみてください。

災害に備えてペット用の避難バッグを作ろう

災害で自宅を離れるときのために、ペットにも避難バッグを用意しましょう。避難先で最低3日間は困らないような準備をしておくと、いざというとき心強いです。
次のリストを参考に、ペットに合わせて準備してみましょう。

  • フード
  • 食器/給水ボトル
  • リード
  • キャリーバッグ/クレート
  • トイレグッズ(トイレシーツ、マナーポーチなど)
  • マーキングガードなどマナーグッズ
  • ガムテープ
  • タオル
  • 薬/救急セット
  • ペットの健康手帳(ワクチンの接種歴、既往症などが分かるもの)
  • 飼い主の連絡先が分かるもの
  • ペットの写真
  • 大型犬以上の場合は犬用の靴

常備薬がある場合は、かかりつけの動物病院に相談して多めにもらっておくと安心です。

迷子対策にはペットと一緒に写っている写真を用意しておきましょう。探すときに役に立つのはもちろん、保護されたペットを迎えに行くときに、飼い主だと証明ができて引き渡しがスムーズになります。

自治体ではキャリーバック/クレートにいれることを、避難所でのペットの受け入れ条件としていることが多いため、あらかじめ用意をしておきましょう。
避難をする際は足元が悪く抱きかかえながら進めない場所もあり、ペットが興奮して暴れてしまうこともありますので、移動のときにも役にたちます。

また、中型犬以上で、飼い主が抱きかかえて避難などができない場合は、犬用の靴を準備しておきましょう。ガレキの上や、ガラスが飛散した道を歩かなくてはいけないときに足を守ります。靴が無い場合は足をタオルで覆い、ガムテープで巻くなどして一時的にしのぎましょう。
ガムテープは避難所でケージの補強などにも使えるのでとても便利なアイテムです。

特にペットが鳥の場合は、避難所の湿度や温度にも注意をしたいところです。適温は鳥の種類や年齢によって異なりますが、次のリストも併せて確認しておきましょう。

  • 目隠し、保温のための布/ビニール袋
  • カイロ
  • 瞬間冷却材
  • 温度計
  • ウェットシート
  • 新聞紙・キッチンペーパー

ウェットシートは、水が使えない時にケージの掃除などに役立ちます。

飼い主のネットワークを作っておこう

ペットのことを気にかけてくれる人を普段から増やしておきましょう。飼い主同士や近隣の人といい関係を築いておけば、自分に何かがあったときにペットの保護をお願いしたり、様子を見て知らせてもらえます。
また、ペットとはぐれてしまってもネットワークを通じて情報を共有したり、ペットを一緒に探してくれる人がいると安心できますね。
飼い主同士、普段からコミュニケーションをとりながら、いざという時にもお互いに助け合える環境を作りましょう。

離れた場所に住んでいる親戚や友人、知人などにペットの存在を知らせておいたり、触れ合う機会を作っておくことも防災につながります。
避難生活がペットにとってストレスになったり、一緒に生活できなくなってしまった場合、安全な場所で一時的に預かってもらえるなど、困ったときに頼れる関係があれば安心です。

避難所でのペットとの生活を想像しよう

国や自治体は、災害時に飼い主がペットと同行して避難場所まで安全に避難する「同行避難」を原則としています。しかし、地域によってペットが受け入れられない可能性もあります。
避難所へのペット同行避難について、あらかじめ地域のペット受け入れ条件などを確認しておくようにしましょう。

また、受け入れ可能な避難所でも、人とペットが同じところで生活できるとは限りません。災害後の避難生活を想定して気をつけたいポイントを確認してみましょう。

[避難所で避難生活をおくる場合]

避難所では動物が好きな人も、苦手な人も一緒に生活をすることになります。興奮したペットが吠えたり、人を噛んだり、徘徊しないように、普段から信頼関係を築き、しっかりしつけをしておきましょう。

人や他の動物を怖がったり威嚇しないように、社会性を身につけさせておくことも大切です。犬や猫は、なるべく多くの人や動物に接する機会を持たせましょう。怖がったり嫌がったりする場合は、無理をさせずに好きなおやつやおもちゃを使ってゆっくり慣らしていきましょう。

また、いつもと違う音や物、匂いに囲まれることはペットにとって大きなストレスになります。普段からときどき散歩のコースを変えてみたり、キャンプや旅行に連れて行ってみるなど、色々な環境も体験させておきましょう。

加えて、ケージの中でも落ち着いていられるように、慣らす機会も作っておきたいところです。ケージやキャリーバッグは外出時だけに使うのではなく、普段から扉を開けた状態で部屋に置いておき、ペットが中で自由にくつろげる場所として慣らしておけば避難生活のストレス軽減につながります。

[車の中で避難生活をおくる場合]

車中泊では周りに気を遣わずにペットと過ごすことができますが、車内温度は想像以上に上昇するため、熱中症には十分に注意が必要です。車内にペットだけを残したまま、出かけてしまうことは避けるようにしましょう。 飼い主はエコノミークラス症候群にも気をつけたいところです。
飼い主が避難生活で健康に過ごすためのポイントは下記の記事をチェックしてみてください。



[ペットを自宅に残し、飼い主は避難所で生活をおくる場合]

ペットを自宅に残す場合は、毎日飼い主がエサやりや掃除などをしに行くようにしましょう。

また、自宅のブレーカーは落とし、火の元栓を閉めたか確認しましょう。停電前まで使用していた電熱製品が、電気やガスの復旧とともに思わぬ火災を発生させてしまう可能性があるためです。

飼い主と離れ離れになってしまったときのために

普段はペットを飼い主から離れないようにしつけていても、災害時は恐怖や驚きなどで、部屋の外に飛び出してしまったり、飼い主が避難のために抱きかかえようとしても暴れてしまうこともあります。どこかに隠れてしまって、そのまま行方不明になることも考えられます。
離れ離れになってしまっても再会できるように、迷子対策はしっかり行いましょう。

ペットがどこかで保護された場合、すぐに飼い主が分かるように普段から首輪や迷子札をつけておきましょう。マイクロチップが入っていればさらに安心です。

また、普段からなるべく多くの人と接する機会を持たせておきましょう。人懐っこく育てておくことで、迷子になったときに保護されやすくなります。また、飼い主以外の人とも仲良くなれる社会性を持っていれば、飼い主の身に万が一のことがあったとしても、新しい飼い主に引き取ってもらいやすくなります。

この記事を書いた人

moshimo ストック 編集部

防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
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