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大地震で大勢の命を救う「共助」。まずはあいさつから始めよう

阪神・淡路大震災では警察・消防・自衛隊といった公的な救助よりも、はるかに多くの人が地域住民の助け合いによって救助されました。大規模な災害直後は、公的な機関による災害対応に限界があります。いざというときに円滑に助け合いができるように、普段から地域での助け合いについて備えてみましょう。

大地震でも死者ゼロ「白馬の奇跡」

2014年、長野県白馬村を震度5強の地震が襲いました。40棟以上の家屋が全半壊しましたが、亡くなった住民はひとりもいませんでした。
このことは「白馬の奇跡」と呼ばれ、世間の注目を集めました。

亡くなる人を出さなかった大きな要因が、地域住民同士の連携の強さだったと言われています。白馬村には地区ごとに小さなピラミッド型の組織ができており、住民の安否確認が速やかにできるシステムが整っていました。

また、支援が必要な高齢者の所在があきらかで、誰が誰を支援するかもあらかじめ決まっていたと言います。発災後、住民ひとりひとりが迷いなく動くことで、救出作業への協力などが迅速に行われました。

自助、共助、公助

災害時には、「自助」「共助」「公助」が互いに連携することで、被害を最小限にとどめることができます。

「自助」は、災害のために備蓄したり、発災時に速やかに避難するなど、自分で自分を守ること。

「共助」は地域の人々が協力して救出・救助を行うことや、避難生活で協力をしあうこと。

「公助」は警察、消防、自衛隊などによる救援活動や、行政による被災者支援のことです。

白馬の奇跡は「共助」のモデルとして知られています。災害時には自助や公助だけではなく、共助が自分を含めた多くの命を救うのです。

共助のためにできること

共助のために、まずはじめたいことは「あいさつ」です。
同じマンションや近所に住む人たちと、お互いに顔を見知っているだけでも、いざというときに役立ちます。

地域のお祭りやイベントに参加することも防災につながります。より多くの地域住民と関わることができたり、特に顔の広いまとめ役の人と知り合うことができるかもしれません。

困った時には顔見知りがいるだけでも相談をしやすいですし、協力して助け合いを進めやすくなります。
地域で協力し合い、助け合える「共助」の関係を、普段の生活の中で築いておきましょう。

この記事を書いた人

日本防災士会 監修

(監修者:東京支部 松井 正雄、東京支部 正谷 絵美)
こちらの記事は日本防災士会 監修の元 moshimo ストック編集部が作成をいたしました。

防災士の資格を持つみなさんは、正しい知識と技能を認められた防災のプロフェッショナルです。
防災力の向上のため幅広い活動を行っており、moshimo ストックでも安全で正確な情報を伝えるためご協力いただきました。
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