メイストームによる大荒れの天気が予想される時には、数日前から気象庁から気象情報が発表されます。気象情報は、警報・注意報に先立って、警戒を呼びかけたり、警報の発表中に現象の経過や予想、防災上の注意点などの解説を行なったりする情報です。ニュースや天気予報などで気象情報を見たり聞いたりしたら、早めに対策を取るようにしましょう。
数日前~1日前
気象庁から「暴風に関する気象情報」が出されます。大雨や高波、落雷や突風などを含めた気象情報になることもあります。
半日~数時間前
災害の恐れがある強風となる6時間〜3時間前には、気象庁から「強風注意報」が出されます。
さらに重大な災害の恐れがある暴風となる6時間〜3時間前には「暴風警報」が出されます。
注意報・警報が発表される基準は、地域によって違いますが、
気象庁のホームページ 警報・注意報発表基準一覧表からお住まいの地域の基準を確認することができます。
また、注意報・警報が出されてからも、状況に応じて「暴風に関する気象情報」が発表されて、刻一刻と変化する暴風の状況が発表されます。爆弾低気圧は、「急激に発達する低気圧」という言葉で伝えられることもあります。
「暴風に関する気象情報」や「強風注意報」「暴風警報」が発表されたら、その時点ではまだ風が強くないとしても、油断してはいけません。早めに強い風に対する対策をして、できるだけ屋内で過ごすようにしましょう。
学校や職場などにいるときには、強い風によって交通機関がストップして、帰宅できなくなる可能性もあります。学校や会社の指示に従って、早めに帰宅するなど、強風のピークを避けて行動するようにしましょう。職場などで決定権のある方は、できるだけ早めに、社員などの安全を確保できるご決断をお願いします。
また、登山やハイキング、釣りやマシンレジャー、川遊びやキャンプなどのレジャーも危険です。メイストームは強風ばかりでなく、猛吹雪や大雨、雷を伴う場合や、海では高波となることもあります。「暴風に関する気象情報」などが発表された場合には、無理をせずに、計画を変更しましょう。危険な行動を取らないこと、出かけないことも、メイストームに対する安全対策です。