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絶対に気をつけたい、子供の火遊びによる火災。防止するための4つの方法
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絶対に気をつけたい、子供の火遊びによる火災。防止するための4つの方法
公開日: 2020/09/07
子供のいる家庭なら、絶対に注意したいのが火遊びです。子供がライターやマッチなどに興味を持つと、いたずら心で火をつけてしまう危険性があります。火災は死傷者が出やすいので、しっかりと対策を打っておかないと最悪の事態にもなりかねません。この記事では、子供による火災や火遊びを防ぐための方法を紹介します。
もくじ
ライターとマッチを徹底的に管理する
火の危険性をしっかりと教える
防炎品を取り入れる
火災が起こったときの対処法を教える
ライターとマッチを徹底的に管理する
子供の火遊びによる火災の大きな原因となっているのがライターとマッチです。東京消防庁の平成26年から30年までのデータによると、火遊びに使われたのはライターとマッチが1位と2位を占めています。簡単な動作で火をつけられるため、子供の手に渡らないように親の手でしっかりと管理しないといけません。
まずは、子供の手の届く場所に決して置かないこと。可能なら鍵のかかる戸棚に保管するなど、徹底して管理しましょう。不要になったライターとマッチを迅速に処分することや、短時間であっても子供だけで使わせないことも重要です。
2011年からは使い捨てライターの販売規制が始まり、子供が簡単に扱えないチャイルド・レジスタンス機能が付いていないもの、ピストル型などおもちゃの形状をしたものは販売が禁止されています。安全基準をクリアしているものにはPSCマークが表示されているので、手持ちのライターを確認してみてください。
しかし、それ以前に購入したものや、ZIPPOライターのように継ぎ足し型のものは、子供が簡単に火をつけることが出来てしまいますので、家にあるライターをチェックしておきましょう。
火の危険性をしっかりと教える
理解できる年齢になったら、火の危険性をしっかりと子供に教えましょう。ただし、このときに「火を使ってはいけない」と頭ごなしに教えるだけでは、むしろ興味を引いて逆効果。何がどう危険なのか、踏み込んで教えてあげるのがポイントです。
ちょっとした火遊びがきっかけで、一生消えない火傷を負ったり、家が丸ごとなくなってしまったりすること。さらには自分のみならず、周囲の命を奪ってしまうほどの殺傷能力があること。実際の事件をもとに説明するのも手かもしれません。
その他、火災に関する動画などもあるので、子供と一緒に見るのも良いでしょう。火を正しく恐れられるようになるのが、子供の火遊びを防ぐ最大の近道です。
Youtube - 防炎(ぼうえん) アニメ おじいちゃんが残してくれたもの 火災 被害低減
防炎品を取り入れる
一般的なカーテンや衣類、布団などは、少し火がついただけでもあっという間に燃え広がってしまいます。その対策として、これらのアイテムを「防炎品」と呼ばれるタイプに買い換えるのも選択肢のひとつです。たとえば、カーテンに火が当たったとき、防炎品なら接触している部分が燃えるだけで周囲に広がることはありません。
また、子供は親の真似をしてコンロの火をつけたり、親を喜ばせるために料理をしようとしたりすることも。そんなアクシデントに備えて、コンロの消し忘れや吹きこぼれをセンサーで察知して自動で消火してくれる、自動消火システムのついたコンロを設置するのも良いでしょう。このように身の回りのものに火災対策を取り入れることで、よりリスクを減らすことが可能です。
火災が起こったときの対処法を教える
どんなに注意していても、火災のリスクをゼロにすることはできません。火災が起きてしまったときに備えて、子供に正しい対処法を教えておくことも必要です。最も大事なのは、一刻も早くその場から逃げること。また、子供が自力で解決しようとせず、出火を大人に知らせることです。
子供だけで留守番をしているときは、近所の住人や通りすがりの大人を頼るように伝えましょう。火災を起こしてしまったとき、子供は「怒られないように火を消さなきゃ」と考えますが、それだけはしないようによく言い聞かせてください。
家族でちょっとした“避難訓練”をしておくのも有効です。リビング、子供部屋、寝室などで火災が発生したことを想定し、逃げ道を確認しておきます。小学校高学年以上の子供であれば、初期消火をできるように消火器の使い方を教えるのもよいでしょう。その場合も、命を最優先に行動することは徹底させましょう。
好奇心旺盛な子供は、興味本位で火遊びに手を出してしまいます。火元になるものを遠ざけるのはもちろんのこと、火の恐ろしさをしっかりと教えて、子供を万が一の火災から守ってあげてくださいね。
この記事を書いた人
moshimo ストック 編集部
防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
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