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知らないと危険!雷から身を守る方法

日本では年間100万回も発生している雷。地球温暖化の影響でゲリラ豪雨が増えるとともに、雷による被害も年々増えています。直撃してしまうと致命傷になるのはもちろん、遠くに落ちた雷でも電源線やアンテナなどを通って自宅の電子機器が壊れるなどのリスクもあります。正しい雷対策を確認して、いざという時に備えておきましょう。

雷っていつ起きるの?

雷は年中発生する可能性がありますが、中でも6月~8月の夏期、特に8月が最も発生しやすいと言われています。雲の中にある氷の粒がぶつかり合って起こった電気が少しずつ溜まっていき、溜めきれなくなった電気を地面に向かって逃がすときに発生するのが雷です。

気象庁では、雷が発生する位置や時間などの情報が分かる雷レーダーを持っており、雷レーダーの情報を元に、雷の強さや、雷の発生する可能性を10分ごとに教えてくれています。

気象庁 | レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)

雷雲が迫ってきたら…

雷は、高いところや高く突き出たものを通って落ちる傾向がありますが、グランドやゴルフ場などの開けた場所や、山頂や尾根など標高の高いところでは、人に落雷しやすくなります。雷鳴が聞こえたり、雷雲が近づいているときは速やかに安全な場所に避難しましょう。光ってからゴロゴロ鳴る間隔が長い場合も安全とは言えません。雷雲の下であれば、いつどこに落雷してもおかしくない状態です。

[安全な場所]

鉄筋コンクリート 建築や、屋根のある車、バス、列車の中は比較的安全です。雷が落ちても電機は外側を通って地面に逃げるからです。ただし、車内などでは、金属部分には絶対触らず、なるべく中心部に身を寄せるようにしましょう。建物内では、電気器具や天井、壁から1m以上離れることができればより安全度が高まります。

[危険な場所]

反対に、高い木の近くはとても危険です。最低でも気の全ての幹、枝、葉から2m以上離れましょう。雷の電気は外壁を伝うので、建物の軒下での雨宿りも危険です。
また、雷の時に傘をさしたり、ゴルフクラブや釣竿を高く振りかざすのはやめましょう自分自身が避雷針になり、雷を呼び寄せるきっかけになってしまいます。

近くに安全な場所がない場合は、電柱、煙突などの頂点を45度の角度にみる範囲で4m以上離れた「保護範囲」に退避しましょう。



姿勢を低く、持ち物は体より高くつきださないようにじっとします。雷がおさまって20分以上たってから建物内などさらに安全な場所に移動しましょう。
できるだけ低い姿勢になることが大切ですが、座ったり、寝転んだりするのは地面と接地面積が大きくなるので危険です。落雷地点の近くでは、地面に触れている体にしびれ、痛み、やけどなどが発生して、歩行困難になる可能性もあります。

また、登山やハイキング中など完全に開けた場所で雷雲に遭遇してしまったら、とっさに身を守る「雷しゃがみ」というポーズをとりましょう。数人いる場合は、お互いに30m以上離れましょう。

[雷しゃがみ]

  1. できるだけ姿勢を低くして、頭下にする。
  2. 両手で耳をふさぐ
  3. 足のかかとどうしを合わせる
  4. つま先で立つ(かかとを地面から浮かせる)
両足のかかとを合わせる理由は、雷の電気が足から侵入しても、片足から反対側の足へ電気を流し、上半身まで電気が流れてこないようにするためです。

つま先で立つ理由は地面との接点を可能な限り小さくし、電気の侵入を最小にするためです。

雷で電化製品が壊れる?テレビやパソコンに落雷対策しよう

落雷のあった場所だけではなく、その周辺に大きな電流や強い電気の力が短時間で発生することがあります。これを雷サージといいます。

雷サージは、電線やアンテナなどから家の中に流れてきて、家の中にあるテレビやパソコン、電子レンジなどの電気製品を壊してしまうことがあります。特にインターネット機器など、電源線と回線など外部との接続が2つ以上あるもので、かつ高性能化され省電力化された電子機器は、高い電圧への抵抗力が弱く、雷サージの被害を受けやすいと言われています。

建築法上、地上20m以上の建物には避雷針の設置が義務付けられていますが、避雷針は主に人身事故や火災防止が役割のため、建物の中にある電子機器を守ることはできません。建物の中にある機器を守るためには、別に避雷器が必要になります。

避雷器とは、雷の被害から電気設備を守るためのものです。簡単に誰でもできる対策としては、延長コードなど電源タップに避雷器が内蔵しているものを使用するのがおすすめです。家電量販店やネット通販で比較的安く入手できます。
また、しっかり対策をしたい場合は、工事をして家庭用の分電盤や電話線、アンテナに避雷器を設置することもできます。

もし、事前に対策をしていない時に雷雲が近づいてきてしまったら、電子機器の電源コンセントを抜いて一時的にしのぎましょう。

この記事を書いた人

moshimo ストック 編集部

防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
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そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
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