内閣府が定めた、感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン内では、感震ブレーカーの種類は大きく分けて4種類(内蔵型分電盤タイプ・後付け型分電盤タイプ・コンセントタイプ・簡易タイプ)に分類されています。
「感震ブレーカーアダプターヤモリ®」は、簡易タイプに分類される製品。コンセントタイプと違い、一度に家の中全ての電気を遮断できる製品になります。
(引用元:経済産業省 感震ブレーカー普及啓発チラシより抜粋)
感震ブレーカーには、設定した地震の揺れを感知したあと、照明を確保するため、数分後にブレーカーを遮断する製品もあります。しかし、通電状態が数分間続いてしてしまうため、地震発生直後の火災を防ぐことが難しくなります。また、東日本大震災では、震度4以上の揺れが3分以上続いたという報告もあり、数分の間に避難行動を行うことは現実的ではありません。
「感震ブレーカーアダプターヤモリ®」は、震度5強以上の揺れを感知すると即時にブレーカーの遮断を行うため、地震発生直後の火災を防ぐことができます。
急に電気が止まっても困らないように感震ブレーカーの設置と合わせ、停電すると自動で点灯し足元を照らすライトを設置したり、ベッドから手の届く場所に懐中電灯を用意しておくなど、総合的な地震対策を勧めています。
「感震ブレーカーアダプターヤモリ®」は、内閣府の「感震ブレーカー等簡易タイプ」の性能評価ガイドラインの標準試験に合格。また、一般財団法人日本消防設備安全センターによって優れた消防防災製品を推奨する制度である「消防防災製品等推奨制度」で、簡易タイプの感震ブレーカーとして初めて推奨マークを取得しました。
(補足:消防防災製品等推奨制度について
http://www.fesc.or.jp/05/index3-b.html)
このように各機関に認められた高性能な商品ですが、分電盤タイプに比べてメーカー希望小売価格が3,980円(税抜)という低価格となっています。また、ホームセンターや家電販売店、オンラインでも購入できますので、気軽に設置できることが大きな魅力です。
分電盤タイプのように、工事や穴あけの必要もなく、専用の両面接着パッドで貼るだけで簡単に取り付けることができます。
<とても簡単。でも重要な設置方法>
・埋込型
・突出型
このほか、オプション品を用いた設置方法も紹介されていますので、リンテック21のwebサイトも併せてご覧ください。
ホームページはこちら http://www.lintec21.com/products/1101
家庭に設置されている分電盤やその中に備えられているブレーカーの種類はさまざまです。
他の感震ブレーカーが設置できない分電盤でも、感震ブレーカーアダプターヤモリ®シリーズではオプション品を使用することで、ほとんどの家庭向け分電盤に設置が可能となっています。
<オプション品を組み込んだセット品の紹介>
○ヤモリ・デ・セット
分電盤に設置スペースが無い場合やフタ付き分電盤に使用。ケーブルを使い設置する際に使用する“ヤモリ・デ・リモート”を感震ブレーカーアダプターヤモリ®に同梱した製品。
○パワーヤモリセット
堅いスイッチタイプ、ブレーカースイッチの切断力が強力なタイプ、スイッチを切断するまでのストロークが長いタイプに使用可能とするオプション“パワーヤモリ”を感震ブレーカーアダプターヤモリ®に同梱した製品。