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電源コードやコンセントからの火災に要注意。ホコリが発火を引き起こす?原因と対策を解説
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電源コードやコンセントからの火災に要注意。ホコリが発火を引き起こす?原因と対策を解説
公開日: 2020/09/21
タバコや台所のコンロなど、自宅で火の扱いに注意している人は多いのではないでしょうか。ですが、意外と盲点になりやすいのが、電源コードやコンセント(壁の差込口)からの出火です。
コンセント周りの火災はとても危険で、電化製品を使っていなくても急に発火する恐れがあります。この記事では、電源コードやコンセントから出火する原因と、その対策について紹介します。
もくじ
コンセントの容量は1500Wまで
電源コードを束ねて使わない
ホコリによる「トラッキング火災」にも注意
その他の注意点
コンセントの容量は1500Wまで
第一に気をつけたいのは、コンセントの容量の範囲内で電化製品を利用すること。差込口の数に関係なく、1箇所のコンセントで使える容量は1500Wです。差込口が2つでも、2つ合わせて1500Wが上限になります。容量を超えて使用すると、プラグやコンセント、壁の内側の配線ケーブルなどが過熱し、火災の原因になりかねません。
電源タップなどを使ったタコ足配線にも気をつけましょう。たくさんの電化製品をつなげばつなぐほど、容量をオーバーする可能性が高まります。
電源コードを束ねて使わない
次に、電源コードを束ねて電化製品を使用するのも控えましょう。電源コードを束ねて放熱しにくい状態が続くと、ケーブルが発熱し、内部の保護剤が溶け出すことがあります。溶けた部分が剥き出しになれば、ショートやスパークを引き起こす危険性も増すため、火災につながるかもしれません。
こうした発熱は、消費電力の高い電化製品ほどリスクが高くなります。IHヒーターやオーブントースター、ドライヤー、電気ケトル、電子レンジ、ホットプレートなど、消費電力が1000Wを超えるような電化製品には特に気をつけましょう。電源コードが密集しやすいテレビ周りでは、テレビ本体やゲーム機、AVアンプなどの消費電力が高くなっています。
ケーブルを収納するコード巻き取り機という製品もありますが、使用可能な電源コードの種類や長さ、流せる電流の上限など、使用上の注意点をしっかりと守りましょう。結束バンドを使用する場合も、ケーブルを結束したまま電化製品を使用するのは控えてください。ケーブルを結束バンドでまとめるなら、しばらく使用する予定がない電化製品にとどめるのがおすすめです。
また、電源コードを折り曲げて使うのもNG。ケーブル内の電線が部分的に断線し、出火を引き起こす恐れがあります。その他、電源コードを挟んだり踏んだりしても内部の劣化につながるのでご注意を。
ホコリによる「トラッキング火災」にも注意
コンセントから出火する意外な原因がホコリです。コンセントにプラグを長期間差しっぱなしにしていると、コンセントとプラグの間にホコリが蓄積します。そして、そのホコリが湿気を帯びると通電してしまい、コンセント周りが焦げ付いたり、火災に発展したりします。この現象は「トラッキング」と呼ばれています。
トラッキングの恐ろしいところは、電化製品を使用していなくても、電源がオフであっても、コンセントにプラグが差し込まれているだけで発生する可能性があること。ホコリは空気中の湿気を吸収するので、特に台所や洗面所、脱衣所といった湿気の多い部屋で使用している電化製品には注意が必要です。
また、コンセントにプラグを差し込んだままになりがちな冷蔵庫、洗濯機、テレビなどもトラッキングを引き起こしやすい傾向があります。大型家電の裏側を掃除するのは億劫ですが、安全のためにも定期的に行いましょう。
トラッキング防止機能が備わったグッズを使用するのも手です。金具の部分に絶縁キャップが付いたプラグや、トラッキングの発生を感知して瞬時にブレーカーを落とすタップ、コンセントに蓋をしてホコリの侵入を防ぐキャップなど、さまざまな製品が販売されているので調べてみてください。
その他の注意点
その他、電源コードやプラグの破損にも気をつけましょう。緩くなってきた電源コードは内部で断線している可能性がありますし、金具が曲がったプラグはショートや漏電の危険性も高まります。状態が悪くなってきたものは無理に使わず、なるべく早めに買い換えることが大切です。
ちょっとした使い方のミスや、プラグを差しっぱなしにしているだけでも火災を引き起こしかねないコンセント周り。問題が発生していないか定期的にチェックするように心がけましょう。
この記事を書いた人
moshimo ストック 編集部
防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
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