気温がマイナス4℃を下回るときや、最高気温が0℃未満の真冬日が続いたとき、水道管が凍結する可能性が高くなります。また、天気予報の tenki.jp のWEBサイトでは、
水道凍結指数を確認することもできます。
天気予報で寒波によって気温が下がるといった発表があった時には、水道凍結指数なども参考にしながら対策を行いましょう。
水道管の凍結対策
寒冷地の建物には水抜き栓(不凍栓)がついており水抜きをすることで対策ができますが、ここでは水抜き栓がない場合の対策を紹介します。
屋外の水道管
屋外に散水用の水道や、水道メーターから家への配管、屋外洗濯機用の水栓があり、水道管がむき出しになっている場合には、ホームセンターなどで購入できる
保温チューブや、テープタイプの保温材を水道管に巻き、保温材の上からビニールテープで防水をします。さらに、蛇口部分にもタオルなどの布を巻き、ビニール袋をかぶせてビニールテープで目止めをして防水するとよいでしょう。もし、保温材がない場合には水道管にもタオルなどの布を巻くことで代用ができます。
いずれにしても、保温材や布が濡れると逆効果となりますので、しっかりと防水をすることが大切です。
屋内でも冷気や風を防げない場所に水道管があれば、同じように保温を行いましょう。
ガオナ(Gaona) これエエやん 保温チューブ 1m (断熱材 給水管の凍結防止 取付簡単) GA-KE026
なお、給湯器には多くの場合、凍結防止機能がついています。詳しくは湯器のメーカーやガス事業者のWEBサイトなどを参考に対策をしてください。
水道メーター
水道メーターの配管も保温されていないと凍ることがあります。タオルや新聞紙などをビニール袋の中に入れ、中身が濡れないよう口をしっかり縛って、水道メーターのボックスの中の隙間を埋めるようにつめます。そして、その上に段ボールをのせ、ボックスのフタを閉めておきます。
蛇口から水を細く出しておく
水は流れている状態では凍りにくいため、水を流すことも凍結防止になります。気温が下がる夜などの時間帯に蛇口から水を細く出しておきます。ポタポタと途切れるようにではなく、ごく細くでよいのでチョロチョロと流れ続けるようにします。
ただし、水を出しっぱなしにすると水道代がかかってしまいます。また、多くの家で水をたくさん流すことで断水してしまうこともあります。
水抜き栓のない寒冷地以外の地域では屋内の気温はそこまで下がらず、屋内の水道管か凍結することはまれです。水を流すのは屋外にとどめ、屋内では最低温度でよいので暖房をつけ、部屋の扉を開けて洗面所などの水回りにも暖かい空気が流れるようにしておくのがよいでしょう。
いずれも水道代や電気代がかかりますので、あくまで一時的な対策となります。長期的な対策を行う場合には、
水道凍結防止帯と呼ばれるヒーターがありますので購入を考えてみましょう。
カクダイ(KAKUDAI) 水道凍結防止帯 給湯・給水管兼用 1m 9698-1