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冬到来!雪の事故をさけるポイント。歩道での転倒、車の運転、雪下ろし・雪かきの転落に注意しよう

11月に入ると一気に寒さが厳しくなり、だんだんと雪の降る地域もでてきます。
雪の季節には、積雪や凍結によって転倒して骨折するなど、大きなけがが多くおこります。また、雪下ろしや雪かきといった除雪作業中には、転落、転倒、埋没などさまざまな事故が毎年多く発生しており注意が必要です。
今回は、雪の災害で注意するポイントをまとめました。雪の少ない地域の方も油断せず、毎年雪のふる地域の方は改めて、雪によって起こりやすい事故を確認しておきましょう。

人的被害9割!雪下ろしや雪かき中の事故

2020年度の雪による人的被害の約9割は、雪下ろしなどの除雪中に起きたものでした。(交通事故及び転倒によるものを除く)※1
除雪中の事故は、自宅などの屋根の雪下ろしや雪かき等の作業中におきやすく、とくに高齢者の事故が多くなっています。

※1 出典:雪害では、どのような災害が起こるのか | 首相官邸ホームページ

除雪中の事故原因

  • 屋根からの転落や落雪
    雪下ろし中に屋根の上で足を滑らせたり、滑り落ちてきた雪によってバランスを崩して転落する事故や、軒下での除雪中に落ちてきた雪に当たってけがをしたり、雪に埋まってしまう事故。

  • 水路等への転落
    集めた雪を地下水や温水で溶かすための装置や水路に転落し、発見までに時間がかかって死亡してしまう事故。

  • 除雪機の事故
    エンジンを止めずに雪詰まりを取り除こうとして巻き込まれたり、正しい使い方をしていないために安全装置が作動せずにおこる事故。

  • 除雪作業中に心筋梗塞などを発症
    寒い屋外での重労働によって作業中に、脳梗塞や心筋梗塞などの心肺停止をおこす事故。

事故防止のポイント

  • 作業は2人以上で行うこと!
    雪下ろし作業は、家族や近所の人にも声をかけて必ず2人以上で行い、ヘルメットや命綱、滑り止めを必ず使用しましょう。

  • 建物のまわりに雪を残すこと!
    低い屋根でも油断はせずに、万が一転落した場合のために家の周りに雪を残した状態で雪おろしを始めましょう。

  • 晴れの日ほど要注意!
    晴れていたり気温が上昇するときは、屋根の雪が溶けやすくなっているため、滑って転落してしまう可能性が高くなります。十分に注意して作業を行いましょう。

  • 無理をしないこと!
    寒い屋外では重労働によって心筋梗塞が起きるおそれがありますので、無理をせず疲労時は除雪作業を控えましょう。また、身体の水分が少なく、脱水症状になると血液の流れが悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる場合があります。水筒などを用意し、こまめな水分補給を心がけましょう。
空き家の除雪が行われず危険な状態になっている場合には、法律の定めに基づき市町村長の判断で雪下ろしを行うことが可能です。お困りの際は市町村に問い合わせください。

車による雪道での事故

降雪中や降雪後には路面の凍結や、吹雪等による視界不良による事故に注意が必要です。道路の降雪が1センチ以上になり、「白く光沢がある」ように見えるときは表面が凍って滑りやすくなるため、車の運転は大変危険です。さらに路面が「透明または黒く」見えたときは、アイスバーンの危険があります。
冬用タイヤやチェーンなどを装着し、スピードダウン、車間距離の確保を心掛けましょう。

路面が凍結しやすい場所としては、車が発進や停止を繰り返すことによって、路面が滑りやすくなる信号交差点や橋げた、日陰になるトンネルなどの出入口があります。他の路面が凍っていなくても、一部分のみ凍結していることがありますので注意しましょう。

疲れて運転に危険を感じたときには路上では止まらず、道の駅やパーキングエリアなどで休みましょう。

凍結路面での運転のポイント

  • 坂道走行
    あらかじめ適切なギヤにシフトダウンし、アクセルを一定にし、下り坂はエンジンブレーキを効かせましょう。急ブレーキやシフトダウンは尻振りやスピンをおこします。

  • カーブ走行
    カーブ手前で十分に減速してから進入し、カーブ中は速度を一定に保ち走行しましょう。

  • ブレーキング
    急ブレーキをかけるとタイヤがロックしてグリップを失い止まれません。ブレーキを行う場合は、普段より手前からソフトにじわっと踏んで止めましょう。

視界の悪い時の運転のポイント

  • 吹雪の中での運転は、車の存在を知らせるため、ライトをつけ、スピードを控えめにして車間距離を十分に取りましょう。

  • 大型車が近づいたときは、巻き上げる雪煙で視界が悪くなるので、ワイパーを早めに作動し減速しましょう。

  • 車のヘッドライトやテールランプ、ワイパーに雪が付いた場合は、道路から離れた安全な所で落としましょう。

歩行者の雪道での事故

冬の期間は、積雪や凍結を原因とした転倒被害が多く発生しています。東京消防庁管内では、2017年12月から2018年3月までの間に917人が救急搬送されたと報告がありました。 ※2

※2 出典:東京消防庁<広報テーマ(2019年1月号)> 積雪や凍結路面に係る救急事故に注意!

降雪時はもちろん、降雪後の数日間も事故が多くなっています。
人や車が多く通るバスやタクシーの乗り場では、雪が踏み固められ滑りやすくなります。また、横断歩道の白線の上は、乾いているように見えても薄い氷膜ができて、滑りやすくなっている可能性があるので特に注意しましょう。

雪道を安全に歩くポイント

  • ペンギン歩き
    歩幅を小さくし、そろそろと歩く「ペンギン歩き」が基本。雪道を歩くときは、歩幅を小さくして歩くようにすると、体の揺れが小さくなり転びにくくなります。
    また、つるつると滑りやすい凍った路面では、滑りにくい靴底の履物を選び、できるだけ靴の裏全体を路面に付けるようにして、体の重心をやや前において歩くようにしましょう。

  • 安全対策
    転んだときために、帽子や手袋をするなど、身に着ける物の工夫も安全対策の一つです。ポケットに手を入れたり、荷物などで両手がふさがれていると、転倒したときに身を守れないため危険です。また、暖かい日は、屋根の上の雪や氷が落ちてくることがありますので、屋根にも目を配って歩きましょう。

お役立ちリンク集

よくある除雪作業中の事故とその対策(内閣府・国土交通省パンフレット)

除雪中の事故防止に向けた対策(内閣府・国土交通省パンフレット)

雪道運転テクニックQ&A・お出かけ前に万全の装備を紹介(国土交通省)

この記事を書いた人

moshimo ストック 編集部

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