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缶詰を開けるだけで、牛丼がすぐ食べられる!吉野家の保存食「缶飯」について聞いてみました。

災害時、料理をする余裕がないときや、避難所での食事として頼りになる非常食。温めなどの調理が不要で食べられるものというと、アルファ米やパンの缶詰が定番ですが、その他にも最近はいろいろなものが出てきています。

そのなかでも、特色のあるのが吉野家の缶飯。おなじみの牛丼を始めとして、「豚しょうが焼き」や「焼塩さば」などの具材がご飯と一緒に入った缶詰で、非常時には缶を開けてそのまま食べることができます。
なぜ非常用保存食をつくろうと思ったのか、また、缶飯を備えておくメリットについて、吉野家に聞いてみました。

被災地支援からの缶飯開発

(提供:吉野家)

吉野家では以前より、食に携わる企業として食事に困っている被災者のお役に立ちたいという想いから、キッチンカー「オレンジドリーム号」を被災地に派遣して、牛丼の炊き出しを行っていました。
実際に温かい食事を食べた被災者の声を聞くと、おいしい食事は数少ない楽しみであり、避難生活を支える意欲となっていることを感じたそうです。
このような経験をもとに、災害時にも食べる楽しみを感じて欲しいと缶飯の開発が始まりました。

長い試作期間

災害時の保存食として、長期保存ができて、常温ですぐ食べられること。
吉野家の牛丼を食べ慣れた人にも認めてもらえるよう、お店の味を再現した高い品質をクリアすること。
この条件を目指して開発を始めたものの、ご飯の入った缶詰でこのような商品を作ることはとても大変でした。

缶詰は、缶に調理した食材を入れて密封・殺菌をした後、味が馴染むまで1ヶ月程度の期間をおくことで、品質の安定した商品となります。そのため、試作から試食できるまで1ヶ月も待つ必要があり、試作品の制作にとても長い期間がかかりました。

金のいぶきとの出会い

また、始めは白米で試作を繰り返したのですが、常温で美味しく食べられるものにはなりませんでした。災害時の栄養を補うため、栄養価が高い「金のいぶき」という玄米を使用してみたところ、具との馴染み方も、食感もとてもよくなりました。
このような試作を経て、お店の牛丼の味を缶詰で再現した、いつでも簡単に食べることのできる商品が出来上がりました。

非常時に役立つ缶飯

缶飯の賞味期限は3年間となり、非常時のために長期間の保存が可能。電気やガスが使えないときにも調理をせずに、蓋を開けてそのまま常温で食べることができます。電気やガスが使用できるときには、缶ごと湯せんをすると、より美味しく食べることができます。

栄養面では、先ほど少し紹介したとおり「金のいぶき」という玄米を使用。金のいぶきは通常の玄米と比べ胚芽のサイズが3倍と大きく、白米と比べて、ビタミンEが約26倍、食物繊維が約7.8倍と、災害時の食事で不足しがちな栄養素を補うことができ、プチプチとした食感がアクセントになっています。

また、非常食は味のバリエーションが少ないこともありますが、吉野家の缶飯では、2日間3食を続けて食べ飽きないよう、牛肉、豚肉、鶏肉、魚をメニューに取り入れた6種類のメニューとなっています。

缶飯のメニュー

  • 牛丼
  • 豚丼
  • 焼鶏丼
  • 牛焼肉丼
  • 豚しょうが焼き
  • 焼塩さば


(提供:吉野家)

素材にもこだわり、肉はお店と同じものを使用し、お店の味を再現しています。非常時でなくても美味しく食べられますので、日常で料理ができない時などの保存食としても備えてみてはいかがでしょうか?

缶飯を発売開始してからの反響

いままで、冷凍食品の販売は行っていたものの、缶詰を販売することは初めて。発売前は市場でどのような反応がされるかも分かりませんでした。
しかし、公式通販ショップ限定で販売を開始したところ、吉野家の作った「牛丼の缶詰」という新しい形が話題を呼び、販売開始からすぐに13万~14万缶が完売となる予想以上の売れ行きとなりました。

現在は、生産体制を整えることで生産コストを下げ、賞味期限を3年から5年を目指すなど、より購入しやすい商品となるよう改良が続けられています。

今や国民食となった牛丼。非常時にいつもと変わらない食事をとることは日常を取り戻し、大きな安心感につながります。
もしものときのために、吉野家の牛丼を備蓄してみてはいかがでしょうか。

吉野家 公式通販ショップ 缶飯のご購入はこちら。
https://e-shop.yoshinoya.com/shop/c/c25/

この記事を書いた人

moshimo ストック 編集部

防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
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