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停電した時のために、鍋でご飯を炊いてみよう

停電は台風などでも起きることがあり、比較的起こりやすい災害のひとつです。送電するための設備が故障してしまうと、広い地域で電気が止まってしまうこともあります。
災害に備えて食料品を備蓄しておくことをおすすめしますが、復旧の見通しが立っていないときには、なるべく備蓄した食料品を節約して過ごすことが出来れば安心できます。
お米は家に買ってあることが多いと思いますので、今回はガスを使って鍋でご飯を炊く方法を紹介いたします。

ガスも止まってしまった場合でも、カセットコンロがあれば炊飯することが出来ますので、カセットコンロとカセットボンベの備蓄をおすすめいたします。

用意するもの

蓋つきの金属製の鍋(深めのフライパンでも可)
お米2合
水 430ml
※透明な鍋蓋の場合、中を確認しながら炊くことが出来るので便利です。
※お米3合の場合は、水は650mlとなります。

【手順1】研いだお米と水を鍋に入れて浸水させる

夏場は30分、冬場は1時間が目安です。
浸水をすると火が芯まで通りやすくなります。
浸水を省略すると芯が残りやすくなりますので、時間がない場合には水を気持ち多めに入れてください。
画像右のようにお米は浸水をさせると透明から白色に変化していきます。

【手順2】沸騰するまで蓋をして中火にかける

沸騰すると、鍋の中でブクブクと音が出て、蓋から泡がこぼれてきます。

【手順3】沸騰したら弱火にして10分加熱する

中の水が吹きこぼれないくらいの火加減まで弱めます。

【手順4】蓋を少し開けてみて水分が残っていないかを確認

水や泡が出ていた場合は、水気がなくなるまで弱火のまま追加で1~2分火にかけてください。
水気がなくなったことを確認ができたら、蓋を閉め鍋内の下がった温度を上げるため中火で10秒ほど火にかけます。

【手順5】火を止め10分蒸らして完成!

パチパチと乾いた音がしたら火を止めます。
※お焦げを作りたいときは、ここで10秒ほど中火にしておこげを作ります。

火を止めて10分間そのままにしておき、蒸らし終えたらしゃもじで混ぜ合わせて完成です。
いかがでしたでしょうか。浸水の時間は省略することも可能で、30分ほどでお米が炊けてしまいます。
鍋での炊き方のポイントを押さえておけば意外に簡単に炊くことが出来ます。電気が止まってしまった災害時はもちろんのこと、短時間でご飯を炊きたい時にも使えそうですね。

使用する鍋により火加減なども変わってきますので、平常時に自宅の鍋で試してはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

moshimo ストック 編集部

防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
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