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非常時にデマやうわさ話に振り回されない!SNSでの正しい情報の見分け方

日に日に広がるコロナウィルスの脅威。たくさんの情報が出回る中で、正しいものもあれば、嘘か本当か分からない不確かな情報やデマも存在します。今回は現代社会に無くてはならないSNSに潜む思わぬ落とし穴を確認し、災害時や非常時でも不確かな情報に振り回されない方法をご紹介します。

SNSは現代の情報収集に必要不可欠

2018年の9月に北海道で発生した最大震度7の地震。この地震により、北海道ではほぼ全域に大規模な停電が発生しました。その際にNHKが報道番組の中で「北海道の揺れが強かった地域に、家族や友人、知り合いがいる方、メールやSNSなどでライフラインや被害の情報、注意点などを送ってあげてください。NHKがこれから、情報を詳しくお伝えしていきます。」と視聴者にSNSでの情報発信を呼びかけたほどに、今ではSNSは身近な存在です。

停電などの影響を受けにくく、インターネットが繋がれば利用できるSNSは、災害時でも情報収集や安否確認に欠かせない、貴重な情報源。

しかし、便利なSNSだからこそ、特に災害時には大きなトラブルを引き起こす原因にもなってしまうのです。

災害時に流れる不確かな情報

災害時に流れる不確かな情報には、大きく分けて「悪意の創作」「うわさ話」「勘違い」の3種類があります。

「悪意の創作」は、SNSのユーザーが悪意を持って創作した嘘の情報です。
「動物園から動物が逃げ出した」などの作り話がこれにあたります。ユーザーが悪ふざけで自衛隊や通信会社を装い「これから停電になる」「大きな地震が来る」など被災者の不安をあおるような話を流したり、安否確認の名目で個人情報を聞き出そうとするなど詐欺や犯罪に関係するような「なりすまし」もあります。

「うわさ話」は真偽が不確かな情報で人から人へ伝わり広がっていくものです。震災で製油所が爆発した際に流された「有害物質の雨が降る」という話などがこれにあたります。

「勘違い」は、ユーザーに悪意が無くても早とちりから広がってしまう情報です。「ドームにヒビが入った」「電車が脱線した」などがこれにあたります。

どうしてデマやうわさ話が流れるの?

デマやうわさ話が広がってしまうのは、情報が不足していることが一番の理由にあげられます。
停電でTVやパソコンが使えなくなったり、通信障害などで電話が使えなかったり、公の情報が少なかったり…そんなときには、特にスマートフォンで見るSNSでの情報に依存しがちになります。
そして被災者もしくは、情報を見た第三者が、嘘か本当かは分からないけれど知っておくに越したことはないだろうという情報を、不安や善意の気持ちから拡散するのです。

しかし、実はこの不確かな情報は、多くのパニックや暴動の原因となっているのです。
断水や停電になるという嘘の情報が流れれば商品を買い求めに来た客同士のトラブルが起きたり、外国人に対する差別的なデマを元に暴力事件が起こることもあります。

また、不確かな情報が拡散されてしまうと、災害時の限られた通信環境を圧迫し、本当に必要な情報が届きにくくなったり、救援活動にも負担をあたえます。
加えてSNS上での書き込みは内容に尾ひれがついたり、伝わるごとに変化しやすく、時間の経過とともに正しかった情報も、誤った情報になってしまう危険もあります。

善意からでも情報を流す前には本当に正しい情報か確認するようにしましょう。

もう振り回されない。SNSで正しい情報の見分け方

では実際にSNSで出回っている情報が本当か嘘かを見極めるポイントを確認してみましょう。

[Google画像検索を利用する]

引用元が不明の画像が出回ってきたら、まずはその画像の信憑性を確認しましょう。google画像検索に画像をアップして逆検索をすると、アップした画像の類似画像を見つけることができます。画像だけしかなくても、類似の画像以外に、画像を含むサイトなどをWeb全体から検索することができます。
以前の災害時の報道写真や、海外の災害写真を使いまわしたデマなどを見破ることができます。

[画像のExif情報を確認する]

次は画像のExifデータを確認してみましょう。Exifは撮影した画像データとあわせて、撮影した日時や場所、カメラの設定情報などを記録した情報です。
Web上には無料で使えるExifビューワーなどもあり、Exifが削除されていなければ、リアルタイムで撮影されたものかを確認することができます。
さらに、撮影した場所の情報が残っていれば、Google EarthやGoogle street viewなどのオンラインマップを使って撮影地を比較し、本当にそのエリアで撮られたものなのか見比べることができます。

[SNSのコメント欄や、発信者の前後の内容をよく見る]

Twitterなどでは、全ユーザーに公開されているため、間違った情報やデマはコメント欄で指摘されている場合もあります。コメント欄は必ず確認するようにしましょう。
また、発信者の前後の投稿を確認すれば、投稿者が本当にそのエリアにいるかなど前後関係を確認することもできます。

[一次情報を確認する]

スクリーンショットなどが拡散されている場合は、その画像が信頼できる情報源のものか確認しましょう。一見本物のように見えても、画像ソフトで変更したり、HTML(Webページを作るための言語)を書き換えている偽物の可能性があるからです。
まずは情報源が、公式アカウントのものか確認しましょう。
情報源が公式アカウントでない場合は、出典が書かれているか、自治体や報道機関の引用元URLがあるかどうかも本物を見極めるポイントになります。

[閉鎖的なSNSの情報だけで判断しない]

Twitterなど全てのユーザーに公開されているSNSでは、間違った情報はコメント欄で指摘されている可能性があります。コメント欄は必ず確認するようにしましょう。
また、コロナウィルスに関する噂話でも問題視されているのが、家族間、友人間のみでつながったLINEやFacebookなど閉鎖的なSNS。情報の間違いを指摘されにくく、さらに知っている人から共有されるため、真偽を確認しないまま拡散してしまいがちです。「友人のAさんがこう言っていた。私も他の友人に教えてあげないと…」とさらに別のグループや友人に情報を共有し、クローズドなSNSを通してどんどん広がっていくのです。
報道機関や、信頼できる他の媒体でも同じような情報が出ているか確認をして信憑性を確かめましょう。

この記事を書いた人

moshimo ストック 編集部

防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
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