DMATは、災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字がとられています。
阪神・淡路大震災では、地震による建物の倒壊や家具の転倒によるけが人が多く発生し、災害直後の救急医療が不足していたことから、多くの死者が出ることとなりました。十分な救急医療の体制があれば、6,000人余りの死者のうち、500人が助かった可能性が報告されています。
この経験から災害直後の医療の重要性が認識され、厚生労働省によって日本DMATが作られました。2019年3月末の時点で、全国に1,686チーム、14,204名の隊員がいます。
JMATは、日本医師会災害医療チーム Japan Medical Association Team の頭文字がとられています。
2010年に日本医師会によって設立が構想され、翌年の2011年に研修について検討、骨組みの取りまとめが行われていました。その矢先の3月11日に東日本大震災が発生したため、これまでの検討内容をもとにJMATが急遽派遣されることとなりました。