HOME
防災のきほん
きほんの準備
きほんの備蓄
地震対策
台風・大雨対策
避難生活のノウハウ
災害のメカニズム
日常生活でおこる事故
ニュース
防災教育
HOME
防災のきほん
きほんの準備
きほんの備蓄
地震対策
台風・大雨対策
避難生活のノウハウ
災害のメカニズム
日常生活でおこる事故
ニュース
防災教育
防災情報 moshimo ストック
新着一覧
停電時の電力供給に。クルマを電源として活用する方法
B!
停電時の電力供給に。クルマを電源として活用する方法
公開日: 2020/06/10
災害時に起こる停電。電力の復旧に時間がかかれば、あらゆる電化製品が長期間にわたって使えなくなってしまいます。ですが、電化製品は私たちの生活の要。どうしても電力が必要な場合、どのように対処したらよいのでしょうか。
そんなときに頼りになるのが、自家用車です。今回は、停電などの非常時、ご自宅のクルマから電力を供給する方法をご紹介します。
もくじ
ハイブリッド車なら緊急時、1500Wの電力を供給できる
一般車なら「シガーソケット+変換器」で電力を供給しよう
100W前後で使える家電は? 大容量タイプのカーインバーターも選択肢
ハイブリッド車なら緊急時、1500Wの電力を供給できる
電力を供給する上で、重要なポイントになるのが車種です。
大容量の駆動用バッテリーが備わっている特定のクルマには、災害などの非常時に電力を供給するための「非常時給電システム」が用意されています。これはクルマの外側にコンセントをつなぎ、発電機として利用できるシステム。ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)など、電動化されたクルマに多く搭載されています。
使用できる電力はおおむね1500Wで、一般的なドライヤーや電気ポッド、電気ストーブといった大半の家電を動かすことが可能です。災害時はもちろんのこと、キャンプやバーベキューといったアウトドアシーンでも役立ちますね。
なお、駆動用バッテリーの残量が減ると自動的にエンジンが起動し、ガソリンをエネルギー源として発電を行います。ガソリンが満タンであれば、4日間は継続して給電できるので、万が一のときには頼もしい存在になるでしょう。
このように、非常時給電システムが搭載されている車種を選べば、災害時の備えになります。ちょうどクルマ選びをしている人や、これから買い替えを検討している人は、ひとつの選択肢にしてみてください。
一般車なら「シガーソケット+変換器」で電力を供給しよう
「じゃあ、ハイブリッド車じゃないわが家のクルマでは、いざというときの電源にならないの?」と思った人も多いのではないでしょうか。しかし、まったく電力を供給できないわけではないのでご安心を。
一般的なクルマでも、100W前後の電力なら出力することが可能です。その方法はさまざまですが、コンセントがついている車種でなければ、車内のシガーソケットに「カーインバーター」と呼ばれる変換器を取り付けましょう。これにより差し込み口をコンセントにできるため、クルマが非常時の電源になります。
なお、シガーソケットに取り付けるカーインバーターのなかには100W以上の電力を供給できる製品もありますが、それでも使用する電力は100W前後にとどめておくのが安全です。想定以上の使い方をすれば、シガーソケットのヒューズが切れてしまい、災害時においては致命的なアクシデントにもなりかねません。
また、エンジンを止めたまま使用していると、充電された電力を使い切りバッテリーが上がってしまいます。エンジンを回転させるとバッテリーに充電がされますので、長時間の使用の場合には、エンジンをかけながらインバーターを使うようにしましょう。
100W前後で使える家電は? 大容量タイプのカーインバーターも選択肢
100Wと聞くと頼りなく感じるかもしれませんが、意外にもさまざまな家電を使用できます。災害時に役立つ家電のなかで、100W前後で使えるものは以下の通り。
電動歯ブラシの充電(2W)
スマートフォンの充電(15~30W)
小型液晶テレビ(50W~80W)
ノートPC(50~120W)
電気毛布(80W)
ウォーターサーバー(冷水)(80W)
ランプなどの照明器具(100W)
※ワット数はあくまでも目安で、正確な数値は使い方や製品により異なります。
ちなみに、電気ポットや電子レンジ、ドライヤーなどの家電は、700〜1500Wもの電力を消費します。車内のコンセントやシガーソケットにつなぐのはたいへん危険なので、くれぐれも注意してください。
これらの家電を使いたい人は、1000Wなどに対応した大容量タイプのカーインバーターを購入しましょう。通常のカーインバーターの場合、供給できるのは車内用の電力に限られますが、大容量タイプの多くは、クルマの駆動用バッテリーから直接電力を供給します。そのため、無理な電力の供給によってシガーソケットが破損する恐れもありません。
ただし、大容量タイプは当然ながら、クルマの電力を消費するスピードも早くなります。家電の使いすぎによって、限られた電力が底をつかないように気をつけましょう。場合によってはバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからなくなる可能性もあります。
万が一のとき、家族の生活を支える発電機になってくれるクルマ。心強い存在である一方、使用にあたってはリスクもあるので、クルマの性能やカーインバーターの機能をしっかりと理解して、安全に電力供給を行なってください。
この記事を書いた人
moshimo ストック 編集部
防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
moshimo ストック 編集部の記事一覧
公式SNSアカウントをフォローして、最新記事をチェックしよう
この記事をシェア
B!
日常生活でおこる事故を知って、危険を未然に防ごう
地震や台風、大雨のような大きな自然災害がなくても、日常でもさまざまな事故がおこります。
思わぬ原因による火災、子どもや高齢者におこりやすい病気やけがなど、日常生活でおこる事故を知って危険を未然に防ぎましょう。
詳しく見る
「ノウハウ」のおすすめ記事
おすすめ
ノウハウ
2022/01/03
災害に便乗した悪質商法に注意。高額被害や詐欺に加担してしまうことも!
ノウハウ
商品・サービス紹介
防災グッズ
2020/06/18
家の地震対策や避難のために、地震対策グッズを準備しよう
「ノウハウ」の最新記事
ノウハウ
2024/08/05
日本で共生する多くの外国人。在留外国人のための防災・災害情報
ノウハウ
2024/06/03
食中毒をおこさない&広げない。食材別のあつかい方、生活で気をつけるポイント
ノウハウ
2024/03/04
黄砂のピークは3~4月。どんな被害がおきる?PM2.5や花粉症との関係は?
ノウハウ
2023/10/30
「被災した地域に支援物資を送りたい!」そう思っても、冷静に。支援物資のしくみ
ノウハウ
2023/09/25
災害時のデマに惑わされない!SNSで正しい情報を見分けるファクトチェックの方法は? ~ 災害時のデマ 2
ノウハウ
2023/08/28
災害時に必ずおきるデマ。過去からひも解くデマが広がる仕組み ~ 災害時のデマ 1
新着記事
おすすめ
火災
防災のきほん
2024/11/04
火災で迫る炎や煙!命を守るための正しい避難方法を知ろう
災害
2024/10/07
災害で被災した大切なペットを助ける!災害派遣獣医療チームVMATとは?
台風・大雨
防災のきほん
2024/09/09
夏の終わりに現れる秋雨前線。台風と重なると危険な降水量になることも
ノウハウ
2024/08/05
日本で共生する多くの外国人。在留外国人のための防災・災害情報
土砂災害
防災のきほん
2024/07/01
時速20~40kmで迫り、建物を押し流す土石流。早めの避難を心がけよう
ノウハウ
2024/06/03
食中毒をおこさない&広げない。食材別のあつかい方、生活で気をつけるポイント
新着記事
火災で迫る炎や煙!命を守るための正しい避難方法を知ろう
災害で被災した大切なペットを助ける!災害派遣獣医療チームVMATとは?
夏の終わりに現れる秋雨前線。台風と重なると危険な降水量になることも
日本で共生する多くの外国人。在留外国人のための防災・災害情報
時速20~40kmで迫り、建物を押し流す土石流。早めの避難を心がけよう
ランキング
これでもう怖くない!カセットガスボンベの正しい保存方法
東日本大震災の津波の高さは最大何m?遡上高とは?今後の巨大地震の予測も知っておこう
海溝型地震と直下型地震とは?ゆれや被害、地震がおきる場所を学ぼう
ピクトグラムから知る、災害時の注意
知っているようで知らない。「高波」「高潮」「津波」の違い
公式SNSアカウントをフォローして
最新記事をチェックしよう
Group contents