たびレジに登録する
外務省では海外に3か月以上滞在する場合は在留届を、3か月未満の際には「
たびレジ」というサービスを活用するように勧めています。たびレジは旅行先の最新情報を教えてくれる優れもので、出国前に外務省のwebサイトから旅行日程と滞在先、連絡先を登録するだけで利用できます。
現地の治安情報やテロ情報に加えて、最新の地震情報や緊急事態発生時の連絡先を教えてくれます。また、緊急時には現地の大使館や総領事館から、メールでの注意喚起や安否確認の連絡をもらうこともできます。
たびレジでは日本語で安全情報を受信できるのも嬉しいところ。混乱の中で、現地の言葉が分からないと余計に不安になりますが、そんな不安も解消してくれます。
海外旅行保険に加入する
地震や噴火、ハリケーンといった自然災害から、列車やバスの交通事故などでケガをしてしまった時のためにも、海外保険にはぜひ加入しておきましょう。
出発前に空港内のキヨスク等でも簡単に加入手続きができ、病気やケガをした時の診察費や入院費、帰国するための交通費などを補償してくれます。
しかし中には、貴重品を紛失したり、帰りの飛行機が欠航になって帰国できなくなった場合の宿泊費などは補償の対象外となるものもあります。詳細な保険内容、限度額、サービス、条件などは保険会社によって異なりますので、加入の際にはぜひ内容も確認しておきましょう。
航空会社の現地オフィスを調べておく
渡航前には、搭乗する航空会社の現地のオフィスがどこにあるか調べてメモしておきましょう。
大きな災害があった場合、空港は大混乱が予想されます。
空港は営業できるのか、飛行機は予定通りに飛ぶことが出来るのか、すぐにでも自国に帰りたいといった不安や疑問を解消するためには、航空会社の現地オフィスに駆け込むのが一番です。
ほとんどの場合は首都や空港付近に現地オフィスが設置されていますが、距離がある場合もあるので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
在外公館の場所を把握する
在外公館とは、大使館や領事館などのことです。在外公館は海外での日本人の生命や財産を保護するという任務を担っています。
大使館はその国の首都に、領土が広かったり在留邦人の多い国では首都以外の都市に領事館が設置されており、大きな災害時には避難所として開放されます。
また、現地滞在中の日本人の安否確認や、被災者への緊急支援を行っています。さらに被災者の出国支援や、飛行機の便に変更やキャンセルがないか確認も行ってくれます。所在地や緊急連絡先は把握しておくようにしましょう。