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日焼けでの火傷に注意!子どもや男性も、日焼けを予防&ケアしよう

女性は日焼け対策をしっかりしている人が多いかと思いますが、子どもや男性は気にしない人も多いのではないでしょうか?
強い日焼けをしてしまうと、強い痛みが出たり、水ぶくれができて、日常生活に支障をおこしてしまうことがあります。

特に日差しの強い夏に出かけるときには、子どもや男性もしっかりと対策をして肌を守りましょう。日焼けの予防方法と、日焼けで肌が赤くなってしまったときのケア方法をご紹介します。

日焼けの症状

強い紫外線を浴びると、皮膚は赤くなり炎症をおこします。症状が進むと強く痛んだり、むくみがおこります。重度の日焼けとなると、水ぶくれが現れ、発熱や悪寒がおきることもあります。
まれにショック状態(重度の低血圧と失神や脱力)をおこしたり、皮のむけた場所から感染をおこすこともありますので、強い痛みがある場合には、きちんと医療機関を受診するようにしましょう。

また、若いうちに重度の日焼けをすると、後に皮膚がんを発症するリスクが高まりますので、なるべく強い日焼けをしないよう、日ごろから心がけることが大切です。

日焼け予防の基本

紫外線が強い時間は、太陽が高い位置にある10時から15時の間。この時間帯に外出をする時は、しっかりと対策をして出かけましょう。

まずは、屋外にいるときにも直射日光を浴びないようにすること。日なたとくらべると日陰では紫外線は50%に減りますので、できる限り日陰で過ごすようにしましょう。

帽子やサングラスをつけたり、服装を工夫してなるべく肌をおおい、直接日光を浴びないようにしましょう。麻などの目の荒い生地は紫外線を通しやすいため、なるべく目の細かい生地の服を着ることも有効です。
レジャーなどで強い日差しを長時間浴びる時には、UVカット機能のある服を選ぶのもよいでしょう。

しかし、真夏の炎天下で手首まで肌をおおうのは難しいかもしれません。子どもや男性でも、露出している部分には日焼け止めをしっかりぬって、紫外線から肌を守ることが大切です。
また、最近は男性も使えるデザインの日傘も販売されています。日差しを遮るだけで、かなり涼しく過ごせますので、男性も使用してみてはいかがでしょうか?

日焼け止めの種類

日焼け止めを使わない男性は、化粧品売り場のたくさんの商品のなかから、どのように選んだらいいかわからないかもしれませんね。
日焼け止めのパッケージにはPA や SPF といった表示があり、これはどれくらい紫外線をカットできるかを表しています。まずは、どのように表示を見ればよいか説明しましょう。

PA

PAはUBA(紫外線A波)をどれくらい防げるかを表します。UBAは肌の弾力を失わせ、シミ、シワ、たるみといった肌の老化を引き起こす原因となります。

PAに続く + が多いほど効果が高く、選び方の目安は下記のようになっています。
  • PA+ 日常生活
  • PA++ 屋外での軽いスポーツやレジャー
  • PA+++ 炎天下でのレジャーやマリンスポーツ

SPF

SPFはUVB(紫外線B波)をどれくらい防げるかを表します。UVBは短期間で肌に赤みや炎症を発生させ、炎症がおさまると肌を黒く変化させます。シミ、日焼けによる炎症を防ぐためには、このSPFを気にする必要があります。

SPFに続く数字が大きいほど効果が高く、選び方の目安は下記のようになっています。
  • SPF 10~15 日常生活
  • SPF 10~30屋外での軽いスポーツやレジャー
  • SPF 30~50 炎天下でのレジャーやマリンスポーツ
SPFの後ろに続く数字は、日焼け止めを塗らないときと比較して、日焼けするまでの時間を何倍にのばせるかを数値にしたものです。
日焼け止めを塗らない場合20分で肌が赤らんでくる場合、 SPF 20の日焼け止めを塗ると20分 × SPF 20 = 400分(6時間40分)で同じくらいの日焼けをすることとなります。

また、PAもSPFも高くなると、肌への刺激が強まります。日常的に使うのであれば、自分の肌と用途に合ったものを選びましょう。

耐水性

汗をたくさんかいたり、海や川などで使用する場合には、日焼け止めが水で流れてしまわないよう、耐水性の日焼け止めを使用することが大切です。ウォータープルーフといった表示のあるものを購入しましょう。

唇の日焼け止め

唇の皮膚はとても薄いため、外部からの刺激に弱い部位になります。紫外線により、乾燥して皮がむけたり、赤く腫れるなどの症状が出ることがあります。肌と同じように、唇も日常からUVカットできるリップクリームなどで紫外線や乾燥から守ってあげることが大切です。

日焼け止めの使いかた

顔の場合、クリーム状の日焼け止めなら7-8mmのパール大、液状の場合は1円玉くらいの量を手に取ってぬり伸ばし、もう一度同じ量をとって重ね塗りします。
しっかりとした量を、むらのないように、ぬることがポイントです。

SPFの説明では、SPF 20の日焼け止めを塗ると日焼けするまでの時間を20倍に伸ばせると解説しましたが、これは塗った直後の状態のこと。日焼け止めはこすれたり汗で落ちるため、だんだん効果が薄れていきます。
日焼け止めの効果を維持するために、2時間を目安に塗りなおすようにしましょう。

また、塗りむらがあったり、ごく薄く塗るだけでは十分に効果が発揮できません。
PAやSPFの表示が大きく高価なものを購入して、「たくさん使うともったいない!」と思うよりも、PAやSPFの数値が低めでも、十分な量を使用し、定期的にぬりなおすことをおすすめします。

小さな子どもへの使いかた

1歳未満の子どもは肌が薄く、かぶれなどをおこすことがありますので、日焼け止めは使わないほうが良いでしょう。ベビーカーに日よけをつけたり、肌の保湿をするようにしましょう。
1歳以上になれば、日焼け止めを使用しても大丈夫ですが、紫外線防止効果の高いものは肌への刺激が強くなってしまいます。ベビー用と書かれているものや、SPF15 ~ 20、PA++ ~ +++程度のものを使用しましょう。

肌が赤くなってしまったときは

赤みが出ている、少しヒリヒリする場合

濡れタオルや、保冷剤をタオルで包んだものをあてて冷やしましょう。
また、日焼けをしているときには肌が乾燥して荒れています。低刺激のローションなどを塗り保湿をしてください。

なお、市販のぬり薬を使うと、ハッカやミントのようなスーッとする冷感成分などが肌を刺激し、症状が悪化してしまうこともあります。
また、冷感スプレーなども刺激を与えることがありますので、使用しないようにしましょう。

痛みがひかない、水ぶくれができている場合

症状がひどい場合には、無理に自分で直そうとせず、なるべく医療機関を受診しましょう。また、水ぶくれを破いてしまうと、菌に感染してしまうことがあるので、破かないようにしましょう。


日焼けによる火傷がひどくなると、歩くのもつらく、日常生活に支障をきたすこともあり、皮膚がんのリスクも高まります。
男だから気にしなくていい!とは思わずに、日ごろからしっかりと対策をおこないましょう。

この記事を書いた人

moshimo ストック 編集部

防災をしたいけど情報がたくさんあって、何から始めればいいの…?
私たち moshimo ストックも始めは知ることが幅広くて、防災ってちょっと難しいな…と思いました。
そんな "元初心者" の編集部が、初めての方にもわかりやすいよう防災・備蓄・災害についての情報をお届けいたします。
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